前回の日記にコタツのことを書いたことが恥ずかしい…(苦笑)
暖かな陽気になりましたね!
片付けますよぉ〜〜、コタツ。そのうちに…^^;
ところで、2日バッハクライスのコンサート、たくさんの方にご来場頂き、ありがとうございます!
バッハの主要な作品群であるカンタータ。カンタータとは、ごくごく簡単にいうと、賛美歌のデッカイ版。神への賛美、信仰告白、生と死に対する想い、喜び、嘆き、悲しみ…人間のあらゆる根源的な感情を歌った祈りの音楽です。
私はクリスチャンではありませんが、宗教を超えて、何世紀も前から人々が抱いていた普遍的な&人間的な感情に音を通じて共感しているつもりです。
クライスに復活し、バッハのカンタータを弾くのは、とても久しぶりだったのですが、
改めて、その音楽の偉大さにひれ伏す想いでした。。。
本番中に思わず涙が込み上げそうになりました…。
言葉と音楽で、
聴衆と演奏者の境目もなくなり(演奏者も自らの出す音によって包まれていくと言う意味で)
目に見えない音の世界に私たちはすっぽり包まれて。
自分のどんな悪しき感情も、どんな悪しき過ちも、
全て許されている…。
私たちの悲しみにかぎりなく寄り添って、
一緒に悲しみの涙を流す。
音楽そのものが、神であるかのような、
そんな、ものすごい世界を感じます。
とても感覚的なものなので、うまく言えませんが…。
バッハやバロック音楽が癒しと言われるのは、こういう空気を含んでいるからなのでしょうか。。
バッハのこの音楽の類いは、(vnの無伴奏ソナタにも感じるのですが)
心の独白であって、祈りであって、聴いてもらうことを想定したものではないような気がします。
その心が普遍的な人類の想いを含んでいるので、こうして何百年もの間、受け継がれているのでしょう。
そんな音的にも時代的にも、音楽の原点といえるバッハに触れることができて、とても感謝です。
また、作曲家というBerufを持つ人を尊敬します…。
そして、自分は音楽家として、今何ができるのか…、襟を正される思いです。
バッハお父さん、ありがとうございます!!
聴いたことの無い方はぜひ一度バッハのカンタータ、聴いてみて下さい◎
ryoko
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